エントリーモデルとフラッグシップモデル [ウォークマン]

と言うべきでしょうか、MZ-E510とMZ-E10の関係は。ネットワークウォークマンに置き換えると、EとXの関係かな。手軽さのE510、持ち運び性能と音質の良さが際だったE10。重視する部分によりますが、個人的にはヘッドホンで聴くのならE10を一押ししますね。どうもこんばんは。持っているMDウォークマンを総動員して、音質比べをしていた早乙女乱子です。

そんなわけで、カーステレオにつないで録りためたMDを聴くために買い換えた
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MZ-E510。本体のみで(リモコンと電池ケースはMZ-E90からの流用です)動作未確認、ノークレームノーリターンのジャンク扱いでしたが、今のところ問題なく動作します。本体も傷一つない美品でしたしね。

では、サウンドエフェクトをすべてオフにした状態でヘッドホンで聴いたときの音質はどんなものか。せっかくですから、ちょっとE10、N10と聞き比べてみました。ヘッドホンはMDR-EX77でボリューム設定は全機種6、音源はClariSの「irony」、「コネクト」、そして山下達郎さんの「On The Street Corner 1」。まあ、結果は分かりきっているんですがね…主観ではありますが、こんな感じになりました。

E510の音質は当時の実売価格(確か1万5千円前後)からすれば確かに悪くない。悪くないけど、やはり値段相応という感じ。アンプのパワーがE10やN10と比べて小さいせいか音圧感度が低く、特に中音域が物足りない。どの曲を再生してもボーカルの荒さがかなり目立ちました。ホワイトノイズもかなりでかかったしね。まあ、カーステレオで再生する際にはヘッドユニット側で音質補正がかけられるから、何ら問題ありませんがね…

ちなみにE10は全体的にクリアな音質ですが、逆に言えば若干堅めでもあります。どの曲を再生しても、全音域がはっきり聞こえてくるのでバランスはいいと思いますが、どちらかと言えばアニソンやJ-POP向きなテイスト。改めて聴いてみると、On The Street Cornerでは声の広がりが少し物足りない気がしました。そういう点では、アカペラやクラッシックなど、柔らかい響きを楽しみたい人には少々物足りないかもしれません。まあ、ここがデジタルアンプとアナログアンプの違いですし、好みの問題でもありますが。ちなみに、E10はデジタルアンプのおかげでホワイトノイズが一番小さいです。

その点N10のアンプはアカペラやクラッシックなど、穏やかな楽曲を再生させたときに本領が発揮されるような気がします。音の広がりがはっきりしているし、表現できる音域が広い。出力も一番大きく、6レベルで再生しているのにE10での7レベルくらい聞こえるような気がするほどで、しっかり作り込まれたアナログアンプだなと思いました。ちなみに、アニソンでもはっきりした音を表現してくれますが、重低音が少し大きめかなという感じ。まあ、これはこれで悪くありませんし、私にとっては好みの音ですがね…

ま、いろいろ書きましたが、ソニーのポータブルオーディオはどれを買っても外れがないと思う。MDウォークマンの新機種はもう二度と発売されませんから、特にE10とN10は前にも言ったとおり何度でも直す覚悟。MDウォークマン、ネットワークウォークマン問わず、これからも大事に使っていこうと思います。
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